三ツ星とかどこどこの何が美味しいだとか、最近特に凄いでしょ。
でも、単なる“流行の店”ではなく、
“通いたくなる店”になるのはとっても大変。
素材や味で勝負なのはもちろんだけど、ちらっと人の心を掴めるかが重要。
私の好きな天ぷら屋があるんだけど“間”がいいのよ。
待たせないように、早過ぎないように絶妙のタイミングで出してくる。
そこが職人ワザよね。
タイミング良くきちきちっと出てきたら箸を置く間がない。
つい食べ過ぎるんだけど、
満腹度だけじゃなくて満足度が高い。
人間も同じ。
随分昔だけど、徳川夢声の書いた「間の取り方」
というしゃベり方の本があった。
この本は、人間としての間の取り方を上手に書いてあるのよ。
とても勉強になるの。
「間」が邪魔の「魔」にならないようにスマートに掴みたいものですね。
ちなみに、その本、誰かに貸したままだわ。